辻まこと関連
『山からの絵本』 辻まこと 創文社 昭和41年 |
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『橋の下の子どもたち』 ナタリー=カールソン作 弘田令子訳 辻まこと絵 学習研究社 昭和41年11月10日 戦前のパリを舞台にした小学校3~5年生向けの児童書。
訳者による解説に「この本に美しい絵をかいてくださった辻まことさんのお話によれば、パリの橋の下は、日本の子どもたちには想像もできないような、
きれいで、ゆったりした場所であり、アルマンのような宿なしも(中略)、ただ自由きままにしていたいばかりに、放浪生活をしている人たちだそうです 」
とあり、パリで過ごした経験を重ねて挿絵を描いていたと想像できる。
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『極北の犬トヨン』 ニコライ=カラーシニコフ作 高杉一郎訳 辻まこと絵 学習研究社 昭和43年1月10日 小学校高学年~中学生向けというので334頁と分厚く、ルビが振ってあるのを除けば、正直面白い。
おそらく原画は表紙のように大きいのだろうが、本文の挿絵は小さくて印刷の都合で細部が潰れてしまっているのが残念。
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『山の声』 辻まこと 東京新聞出版局 昭和46年 |
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『岳人 '72 5月号』 東京新聞出版局 1972年 辻まことが表紙を描いていた頃の『岳人』が大量に出ていたので、富士遭難の記事があるものを購入。
『山の画文-「岳人」』があることは知っていたが、なかなか手に入らなかった。
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『辻まこと画文集・山で一泊』 辻一 創文社 昭和50年 |
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『白いきば』(学研世界名作シリーズ12) ジャック=ロンドン作 藤川正信訳 辻まこと絵 学習研究社 昭和51年 『白いきば』は時期的に最後の仕事だったと思われる。
『挿絵集』と『画帳から』に何点か収録されている。
表紙絵を含めて4点のカラー図版の他、モノクロの鉛筆画が多数含まれている。
単に図版をみるのとは違って、どういう場面の挿絵かわかるのでよい。
ちなみに函にある絵は挿絵になく、逆恨みから飼い主宅に押し入った脱獄囚ジム=ホールに襲いかかる白いきば。
(※前半の描写は『トヨン』に較べて違和感がなく自然だが、後半はあり得ないほど急展開・・・。)
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『アルプ 第218号 -特集 辻まこと-』 創文社 1976年4月1日 神保町の古本屋の店頭で買いそびれた本に未練を感じて、天気が良いので散歩がてらまた行ってみた。
すでに売れてしまっていたが、そのかわり同じ店で『アルプ』1976年4月号をみつけた。
シミが多いのでちょっと迷ったが、この後に出版された本に引用されている写真の解説があったので購入した。
戦前の銀座界隈から志賀のゲレンデ、戦時中の満州、そして戦後と、交流のあった29人の思い出が書かれていて、長年のモヤモヤが晴れたような気がした。
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『すぎゆくアダモ』 辻まこと 創文社 1976年 |
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『辻まことの世界』 矢内原伊作編 みすず書房 1977年 |
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『続・辻まことの世界』 矢内原伊作編 みすず書房 1978年 |
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『辻まことの芸術』 辻まことの世界展準備委員会・代表宇佐美英治編 みすず書房 1979年 この頃には山にも登っていて、よく一緒に登ったTがファンだったが、辻まことを知らなかった(バイクにうつつを抜かしていた頃か?)。
『山の画文』が置いてあった万葉堂泉店で30年もたってから、「魚河岸のマヤ」にひかれて購入。
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辻まこと全画集1 『無言の対話』 編集 串田孫一・矢内原伊作 みすず書房 1980年5月15日 2000年頃まで神保町にある悠久堂書店の階段脇のガラスケースに11~12万あたりの値付けで置いていて、さすがに手が届かなかった。
それから10年以上経ってネットを見ると、八王子の書店が発売価格の半額くらいで出ていたので購入した。
外箱は痛んでいたが、中身はほとんど読まれた形跡がないほど状態がよかったのでラッキーだった。
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辻まこと全画集2 『油絵・水彩・デッサン集』 編集 宇佐見英治 みすず書房 1980年5月15日 |
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辻まこと全画集3 『カリカチュア集』 編集 小室新吉 みすず書房 1980年5月15日 |
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辻まこと全画集4 『男よ君は弱かった 写真漫画集』 編集 小谷明 みすず書房 1980年5月15日 |
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辻まこと全画集5 『社会戯評・文明戯評』 編集 小室新吉 みすず書房 1980年5月15日 |
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辻まこと全画集6 『余白の告白』 編集 小室新吉 みすず書房 1980年5月15日 |
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辻まこと全画集7 『挿絵集』 編集 矢内原伊作 みすず書房 1980年5月15日 |
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辻まこと全画集8・9・10・11 『閑人帖・カット集』 編集 矢内原伊作 みすず書房 1980年5月15日 辻まこと全画集8 『閑人帖・カット集
カット補遺』
辻まこと全画集9 『閑人帖 1』 辻まこと全画集10 『閑人帖 2』 辻まこと全画集11 『カット集』 |
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辻まこと全画集12 『まんが集』 編集 矢内原伊作 みすず書房 1980年5月15日 |
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辻まこと全画集13 『広告画文集 1』 編集 小林恒雄 みすず書房 1980年5月15日 |
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辻まこと全画集14 『広告画文集 2』 編集 小林恒雄 みすず書房 1980年5月15日 セールスマン教室
ミルタウン漫画 |
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辻まこと全画集15 『カレンダー集』 編集 川崎覺太郎 みすず書房 1980年5月15日 |
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『山の彼方の』 山本太郎 山と渓谷社 昭和55年 辻まこと自身の山登りについては、著作などを見てもボヤけていてよくわからない。
直接、言葉を交わした著者のこの本から、間接的に知ることができる。古本屋で比較的安価に見かける。
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『山と森は私に語った』 辻まこと 白日社 昭和55年 その頃、調布の本屋で新刊の本を手にとったのを覚えている。
山にちょっと飽きて、バイクにうつつを抜かしていた頃だった。ちょっとしたきっかけで、また登り始めたのだが、山スキーと沢登りがメインだったので、この本の舞台になっている志賀や奥日光に行く機会がなかった。
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『山の嵐の中へ』 辻まこと 白日社 昭和55年 |
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『居候にて候』 辻まこと 白日社 昭和56年 |
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『辻まこと山とスキーの広告画文集』 小林恒雄、志村俊司編 秀山荘 昭和56年 何かでこの本を知って、書籍の卸をしてたYのK藤さんにお願いしてやっと入手して貰った。 普通の流通ルートに乗っていなかったので、探すのに苦労したとか。最近、山渓から同じものが再発行されたらしい。 |
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『画帳から』 辻まこと 白日社 昭和57年 |
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『山の画文-「岳人」の
表紙と画と言葉-』 辻まこと 白日社 昭和57年 久
しぶりに市内の古本屋を巡回していると、辻まことの『山の画文-「岳人」の表紙の画と言葉』が置いてあった。
文庫版の『山からの言葉』は持っているし、理性的に考えるとパスなのだが・・・気がつくと助手席にあった。2011.3月の震災でその店が閉鎖されたままなので、この本を救出できたのは良かったとしよう。
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『ノイローゼよさようなら』 辻まこと みすず書房 1985年 |
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『山と渓谷12/87 -特集-辻まことの世界』 山と渓谷社 1987年 表紙は『山の彼方の』の著者
古本市でもらった案内に、大手町の尚古堂書店と書いてあった。知らなかったので会社の帰りに寄ってみた。 1987年12月号は、以前購入して、いつのまにか処分してしまったもので、やっと入手。ここの地下にある雑誌コーナーは、ここ10年間の山渓や岳人のバックナンバーが比較的そろっている。 |
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『無想庵物語』 山本夏彦 文藝春秋 1989年 辻まことの読者のためにということで、イヴォンヌの父親の書いた『むさうあん物語』からパリの辻まことの様子が引用されている。
また、イヴォンヌを介して知り合った著者との短い交流が出てくる。物語の索引が付いていて、辻まことのページだけ拾ってみれば早いのだが、そうもゆかず全部読むと長い。
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『山からの言葉』(平凡社ライブラリー151) 辻まこと 平凡社 1996年 |
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『虫類図譜(全)』(ちくま文庫つ-4-2) 辻まこと 筑摩書房 1996年 |
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『見知らぬオトカム』 池内 紀 みすず書房 1997年 スキーの締め具を首から下げた戦前の写真が載っていて、初版ではこれを「カンジキ」と書いていて買うのを止めた憶えがあります。山やスキーに縁のない人が書いて指摘され、すぐに出た2刷であわてて直したようです。辻まことの本が多く文庫本に入り、オリジナルを容易に読める今、敢えて『辻まことの著作を再構成して著者の「肖像」を描く』必要があるのか疑問な本・・・、と書きたいのでここに載せています。
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『わたしの博物誌』 (文)串田孫一 (画)辻まこと みすず書房 1998/8 久々の辻まこと(画)の本が出た。串田氏の著作で、昭和36年8月から昭和37年9月まで「週刊朝日」に連載されたもので、40代後半の時期の挿絵が載っている。
積読-1で『串田孫一集3・岩の沈黙』の後期部分(Ⅳ(1965~))について、あまりいい印象を持てなかったと書いたが、『....博物誌』ここに書かれている串田氏の文章は、さまざまな経験が豊富な知識に裏打ちされて、
実に生き生きとしている。あらためて『....岩の沈黙』を開くと、解説に1963年に罹った変形性脊椎症からの展開が書いてあり、このあたりが契機だったのだろうか。
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『辻まこと全集 1-5, 補遺』 辻まこと みすず書房 1999/12~2004/7 ヤフオクで相当安く売っていたので、半ば冗談で入札していたら落札してしまった。
この全集だけ購入するなら良いのだろうが、他の本とカブる部分が多いのと、価格がそれなりに高く、カラーの図版も少ないのであまり人気はなかったのだと思います。どこに書かれていた文章なのか検索するには都合が良いけど・・・。
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『辻まことの思い出』 宇佐美英治 みすず書房 2001年 みすず書房から『辻まことの思い出』が出ているのを知って、久々にAmazonでポチった。
ずっと絶版だったと思っていて、ブームなのか文庫本をはじめ、いろいろな本が出版されているのを知らなんだ・・・。
ちなみに、絶版になったのは1978年に湯川書房刊の同名の本で、みすず書房刊のものはオリジナルに(かなりの量の)注釈と短編を追加したもの。
この本の著者が引用しているように、この本もそれぞれの世界の一つで、個人的に読んで面白いかというと微妙な気がする。
ただ、他の山とはあまり縁がない人が書いたものとは違って、同時代を過ごした人の描写なので、掲載されている書簡を含めて意味があるのだろう(でも難しい漢字が多い・・・)。
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『伊藤野枝と代準介』 矢野寛治 弦書房 2012/10 辻まことの母、伊藤野枝が上野高女に進学したのは、叔父の代準介の援助によるものだった。
著者の義母が代準介の孫だったため、直筆の自伝を受け継ぎ、この記述を元に伊藤野枝の最期までの顛末をまとめたもの。
辻まことの記述は少ないが、曖昧だった母と再婚相手の大杉栄の生きざまが伝わって来る。
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